外構工事は「車」とは違います。大量生産できない業界で、なぜ「大量広告」が危険なのか?

■ 「モノ」と「工事」の決定的な違い

世の中にある多くの商品は、たくさん売れれば売れるほど安く、高品質になります。
代表的なのが「自動車」です。
最新鋭の工場で、ロボットが24時間体制で組み立てる。だから、大量に広告を出して、何万台と売ることで、高性能な車を安く提供できる。これは素晴らしいことです。

しかし、外構工事は違います。

アルミフェンスやカーポートといった「製品そのもの」は工場で作られますが、それを設置するための基礎、ブロック積み、土間コンクリート、これらはすべて**「現場での手作業」**です。
工事一式を工場で量産して持ってくることはできません。

■ 職人の技術はコピーできない

外構は、世界に一つしかないお客様の敷地に合わせて作る「完全オーダーメイド」です。
そしてその仕上がりは、100%、**「現場に入る職人の腕」**に依存します。

工場ならラインを増やせば生産量は増えますが、職人の世界はそうはいきません。
一人前の職人が育つには何年もかかります。
昨今、建設業界全体で「腕の良い職人」が減り続けている中で、急に施工能力を2倍、3倍に増やすことは不可能なのです。

■ 大量広告の「矛盾」

ここで一つの疑問が生まれます。
「職人が足りないこの時代に、大量に広告費をかけて集客している会社は、誰が工事をしているのか?」

広告を打てば、お客様は集まります。
しかし、それに見合うだけの「腕の良い職人」は、そう簡単には確保できません。(腕の良い職人は、広告など出さなくても紹介や指名で忙しいからです)

注文は山ほどあるのに、施工する職人が足りない。
そうなると、どうなるか。
**「経験の浅い職人」「やっつけ仕事」**で現場を回さざるを得なくなります。

■ お客様のための「適正規模」

「大量生産」ができない外構工事において、過度な広告で注文を集めることは、果たして本当にお客様のためになるのでしょうか?
その高い広告費は、結局はお客様の工事代金に乗せられ、しかも肝心の施工品質が下がるリスクさえあります。

私たち東和ハウジングが、派手な広告を一切出さない理由はここにあります。

「自分たちの目が届く範囲で、責任を持って施工したい」

私たちは、家族と信頼できる専属職人だけで現場を回しています。
年間にできる工事の数には限りがありますが、その分、一つひとつの現場に全力を注ぎます。

「有名かどうか」ではなく、「誰が作るか」で選んでいただきたい。
それが、職人である私の願いです。

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